コンテンツ販売とは?初心者でもわかる「ビジネスモデル」を徹底解説。

コンテンツ販売とは?初心者でもわかる「ビジネスモデル」を徹底解説。

「コンテンツ販売」という言葉が盛んに使われだしたのは、コロナ禍の頃からでしょうか。

この記事では、コンテンツ販売とは、どんなビジネスなのか?初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

コンテンツ販売に興味のある方はもちろん、言葉を聞いて気になっていた方もぜひご覧ください。

目次

コンテンツ販売とは

コンテンツ販売とは

コンテンツ販売のコンテンツ(contents)とは、広義では様々なものを含みますが、ここ数年で言われているコンテンツは「情報」や「知識」「ノウハウ」などの情報、無形商品のことを指します。

つまり、コンテンツ販売とは、あなたの知っている情報や経験を形にして販売するビジネスのことです。

商品は自分の知識や経験なので、初期投資が少なく済む、在庫を保有する必要がないなど、一般的なECビジネスにはないメリットがあります。

販売するコンテンツの種類

販売するコンテンツの種類

コンテンツ販売では、自分の知識や経験を形にして販売する、と説明しましたが、まずは、どのような形があるのかを紹介します。

  1. テキスト(PDFなど)コンテンツ
  2. 音声コンテンツ
  3. 動画コンテンツ
  4. コンサルティング

自分の知識や経験をテキストや音声、動画にまとめて、商品として販売することになります。

また、それぞれのコンテンツを組み合わせたり、継続的に提供することを前提とした商品もあり、それが以下の4つです。

  1. 有料メルマガ
  2. オンラインサロン
  3. オンラインスクール
  4. オンラインセミナー

もっとも手軽なのがテキストコンテンツで、Wordなどで知識や経験をまとめ、それをPDFで保存、これで商品が完成しちゃうんですから手軽ですよね。

パソコン1台あれば誰でも作れてしまうのが、コンテンツ販売の魅力と言っても良いでしょう。

販売するコンテンツの内容

販売するコンテンツの内容

簡単に商品を作れるのはわかったけど、何を売ればいいのかわからない・・・そんな方が大勢いますが、実はそうでもありません。

重要なのは「需要」と「供給」、あとは「値付け」の3つで、そのバランスさえ保たれていれば意外と商品にできるんです。

以下に、ブロガーさんがコンテンツ販売した場合を例に解説します。

ケース① 初心者ブロガーさんがコンテンツ販売した場合

ブロガーさんのプロフィール(仮)

・ブログ収益は月に〇千円ほど稼げている。
・アドセンスは提携済み。

Xを眺めていると、ブログで稼がれている方が沢山いるので、「初心者の私が人に教えられることなんてない」と思ってしまいがち。

ですが、「アドセンスにまた落ちた」「〇ヵ月ブログを書いているけど未だに1円も稼げない」そんな人のほうが圧倒的に多いです。

「アドセンスに受からない」「1円も稼げない」人にとっては、あなたの知識や経験は、喉から手が出るほど知りたい情報だと思いませんか?

例)初心者のためのアドセンス合格マニュアル!〇回合格したことでわかった必須コンテンツ

ケース② プログラマー兼ブロガーさんがコンテンツ販売した場合

ブロガーさんのプロフィール(仮)

・カスタマイズが得意。
・プログラミングの知識がある。

実際に販売されている方を見かけたことがありますが、WordPressテーマのカスタマイズ方法をコンテンツとして販売することが出来ます。

ブログはコンテンツ販売以上に参入障壁が低いことから、プログラムの知識をまったく持っていない人が大勢います。

プログラマーからすれば、難しいカスタマイズではなくても、phpやjavascriptを知らない人からすると、もの凄い価値があったりするんです。

例)大人気テーマ「SWELL」でブログ記事を販売する方法!STRIPEのAPI連携コード付き

コンテンツ販売では「誰に売るのか」が重要

自分にとっては当たり前なことも、人によっては価値のある情報は山ほどあり、それがそのまま商品=コンテンツになります。

つまり、コンテンツ販売では、需要さえあれば初心者向けの情報であってもコンテンツになるため、何を売るか?ではなく「誰に売るか」のほうが遥かに重要。

先ほどのブロガーさんの例で例えるなら、ブログ初心者のフォロワーが多く、信頼を得ている人であれば、熟練者なら誰でも知っているような「初心者向けのコンテンツ」でも十分に販売可能というわけです。

その意味でも、コンテンツ販売では、自分のコンテンツを必要している属性をいかに集めるか、それが成功のカギとなります。

販売するコンテンツに合わせた属性の集め方

販売するコンテンツに合わせた属性の集め方

コンテンツ販売に限った話ではありませんが、どんなに素晴らしいコンテンツでも、必要としている人に知ってもらえなければ1つも売れません。

その意味でも、コンテンツ販売において、自分の販売したいコンテンツにマッチした属性をどう集めるのか?は非常に重要なんです。

このマッチした属性をリストと言い、このリストが多ければ多いほど、濃ければ濃いほど、売れる確率が上がっていくのは言うまでもありませんね。

リストが多い

メルマガ登録者数、LINE登録者数、Xのフォロワー数など

リストが濃い

コンテンツとのマッチ度(初心者向けなら初心者の数)

リストが多い

メルマガ登録者数、LINE登録者数、Xのフォロワー数など

リストが濃い

コンテンツとのマッチ度(初心者向けなら初心者の数)

それでは、濃いリストを多く集めるにはどうすればいいのか?定番の3つの集め方を紹介しますので参考にどうぞ。

1.ブログなどでメルマガやLINE登録を促す

ブロガーならブログで、Youtuberなら動画内で、メルマガやLINEへの登録を促す、これが王道です。

ブログが動画チャンネルがない、という方であれば、XやInstagramなどのSNSでも同じことが出来ますので、プロフィールに登録用のリンクを貼っておくと良いでしょう。

SNSアカウントについては、フォロワーもリストと同じような属性なので、日々の投稿も重要になってきます。

2.コンテンツ販売が可能なプラットフォームに商品登録をする

自分でリストを集めることができなくても、プラットフォームが所有するリストに対して販売することが出来ます。

これは楽天やamazonに出店するのと同じことで、ショップ運営者が集客できなくても、楽天やamazon自体が集客してくれるので、その人たちに売ってしまおう!ということですね。

コンテンツ販売が可能なプラットフォームは多数ありますが、中でもメジャーなのは「note」や「Brain」「Tips」などがオススメです。

3.無料コンテンツ配布でメルマガやLINE登録を促す

ここ数年、もっとも主流の集め方で、メルマガやLINE、フォローを条件に、無料でコンテンツを配布する、という手法です。

これは最初に紹介した手法にオマケを付けたバージョンで、何もなく「興味がある人は登録してね!」と誘導するよりも、だんぜんリストが集まりやすいです。

ただし、オマケと言っても価値のあるコンテンツでないと登録して貰えませんので、本来であれば有料で販売できるような内容のコンテンツをオマケにする必要があります。

補足.濃いリストの集め方

実際のところ、プラットフォームに商品登録するだけでは、他の商品に埋もれてしまい、ほぼ売れることはありません。

決済用に利用しているケースも多く、結局は自分のリストに対して、プラットフォームへ誘導するパターンがほとんどなので、ある程度は自分でリストを集める必要があります。

その際にオススメなのが「無料コンテンツ配布」で、濃いリストを短期間で集めるには、もっとも適した手法となります。

無料で配布する「リスト獲得用のコンテンツ」と、実際に「販売するコンテンツ」の2つを用意する必要はありますが、コンテンツ販売にチャレンジしたい方は、ぜひ試してみて下さい。

販売するコンテンツの値段

販売するコンテンツの値段

いざコンテンツ販売をしよう!と思ったとき、地味に悩むのが値段ではないでしょうか?

一体いくらで売ればいいのか?特に、初心者向けのコンテンツなどの場合、非常に悩むところです。

値段を決める際の考え方を幾つか紹介しますので参考にしてください。

1.秘匿性、希少性の有無

販売しようとしているコンテンツの内容が、ネットで調べてもまず出てこない、そんな情報であれば大きな価値がありますよね。

調べれば誰かが書いている、知っている人は誰でも知っている、自分より詳しい人が既にいる、そんな情報の場合は、刺さる人には刺さるかもしれませんが、価値は低いと言えます。

このバランスが悪いと、低評価に繋がり、売れ行きにも影響しますので、同様の商品の値段なども加味しながら値付けをすることをおすすめします。

2.再現性の有無

再現性の高いノウハウや情報は、言うまでもなく価値があります。

ですが、経験をコンテンツにする場合に多いのですが、その人しか出来ないコトや、レアケースをコンテンツにした場合、再現性はぐっと低くなりますので、価値は下がっていきます。

その点で、再現性が不明な経験などは、無料コンテンツ向きとも言えます。

3.お得感、割高感

購入した人は、購入後に「このコンテンツが1万円なんてお得だ!」とか「1万円なんて高過ぎる」という評価をします。

言うまでもありませんが、この内容で1万円は高過ぎる!と、割高だと思われてしまった場合、色々なところで悪評が広まりますので十分に注意してください。

逆に、これで1万円は安い!と、お得感を感じて貰えた場合、別のコンテンツを販売したときも買ってくれる可能性が高まりますので、コンテンツの内容に対してお得感のある値付けをするように心がけましょう。

コンテンツの販売方法

コンテンツの販売方法

コンテンツを作って、ご自身のリストに「〇〇コンテンツを作ったから買ってね!」と紹介するわけですが、コンテンツを販売するには決済手段を用意してあげないと売れません。

もちろん、振込先の銀行口座を送って、振込が完了したらコンテンツを送る、という方法もなしではありませんが、会ったことも無い人の銀行口座に、いきなりお金を振り込むような人はいませんよね。

そこで準備しないといけないのが決済フォームで、大きく3つの販売方法があるので覚えておきましょう。

コンテンツ販売の流れと自動化

1.コンテンツ販売プラットフォームで販売する

以下はコンテンツ販売に特化したプラットフォームで、コンテンツ販売において集客力があり、多くの情報コンテンツが販売されています。

プラットフォーム内で決済できるため、販売サイトを構築しなくても、販売から決済まで一通り行うことが出来ます。

2.ネットショップ作成サービスで販売サイトを構築する

一般的な物販ECサイトのように、自分のコンテンツ販売用のショップを作れるのが、以下のようなネットショップ作成サービスです。

あくまでもネットショップを作成するサービスなので、先ほどのコンテンツ販売プラットフォームと比べると集客力は期待できませんが、自分のカラーを前面に押し出したショップが構築でき、且つ、多様な決済手段に対応しているのが魅力です。

3.自身で販売サイトを構築する

難易度は高いですが、販売サイトは自作することも可能で、決済代行サービスを活用することで、独自の販売サイトを構築することが出来ます。

決済に関しては外部の決済代行サービスを導入することが必須ですが、ネットショップ作成サービスと比べて、独自性・収益性が高いのが魅力です。

4.その他サービス

これまで紹介してきたサービスとは違って、ユニークな仕組みやプラットフォームを提供しているサービスです。

UTAGEはセールスファネルや会員機能付きの決済サービスで、codocは記事販売サービス、Publishersは有料メルマガ+決済サービス、YOORはオンラインサロンを構築できる決済サービスです。

コンテンツ販売のメリット・デメリット

コンテンツ販売のメリット・デメリット

最後にコンテンツ販売について、メリットとデメリットを紹介します。

Xなどを見ていると、「コンテンツ販売で〇百万円稼げた!」みたいな投稿を目にするので、一攫千金を夢見て参入する人は多いですが、当然デメリットもありますし、簡単ではありません。

どのようなメリットがあって、どんなデメリットがあるのかを理解した上で取り組みましょう。

コンテンツ販売のメリット

1.初期投資がほぼ必要ない

いざ商売を始めようとすると、物件を借りたり、商品を仕入れたりしないといけないので、かなりの額の初期投資が必要ですが、コンテンツ販売は最低でもパソコン1台あれば始められるので、初期投資はほぼ掛かりません。

2.在庫のリスクがない

コンテンツ販売の商品は、基本的にはデジタルコンテンツとして提供されるため、保管場所や賞味期限を気にする必要はありません。更に、多数の注文が入っても、パソコン内のデータを送るだけなので在庫数という概念もありません。

3.利益率が高い

一般的には商品を仕入れて、そこに利益を乗せて販売するので原価が掛かりますが、コンテンツ販売は自分の知識や経験、ノウハウを商品化するため、原価は一切掛かりません。ただし、コンテンツを拡充するための勉強代などは必要経費として掛かる可能性はあります。

4.一撃〇百万円も可能

これはXやYoutubeなどで、コンテンツ販売系の投稿や動画を見ていればわかると思いますが、売れだすと信じられないくらいの収入を得ることが出来ます。これだけの爆発力があるビジネスは他にないのでは?というくらい夢のあるビジネスモデルとなっています。

5.システムによる自動化が可能

コンテンツ販売の最大の魅力はシステムによる自動化で、販売から決済、配送までを簡単に自動化できるんです。仕組みさえ構築してしまえば、あとは集客と商品作りだけをしていれば良いので、人を雇う必要もなく売上を拡大できる特徴があります。

6.個人(初心者)でも参入しやすい

商品となるコンテンツは、どんなリストに売るのか?によって個人や初心者でも十分につくることができ、更にシステムによる自動化の仕組みがあるので、非常に参入しやすいビジネスモデルとなっています。

コンテンツ販売のデメリット

1.コンテンツを作成するのが大変

販売するコンテンツは、テキストであっても音声や動画であっても、決して簡単に作れるものではありません。更に、お粗末な内容では悪評を広めるだけなので、中身のブラッシュアップはもちろん、しっかりと作り込まないといけないので、想像以上に大変な作業になると覚悟してください。

2.リストを獲得するのが大変

もっとも重要なリストの獲得ですが、仮にXで無料コンテンツを配布したとしても、フォロワー0人ではなかなかリストは集まりません。ブログにしてもYoutubeにしても、他のSNSにしても、日々の投稿の積み重ねが必要だということです。

3.クレームや悪評の可能性

商品の内容や価格とのバランスが悪いと、クレームが入ったり、SNSで悪評が流れます。こうなると、そのコンテンツはもちろん、次のコンテンツも売れませんし、そのブログやSNSアカウントも潰れてしまうリスクがあります。

4.無断利用やノウハウ流出の可能性

秘匿性・希少性の高い情報の場合、無断でコピーされたり公開されるリスクがあります。そんなことをするヤツが本当にいるのか?と思われるかも知れませんが、コンテンツ販売プラットフォームでも大きな問題となるくらい後を絶ちませんので、そういったリスクがあることも覚えておきましょう。

コンテンツ販売とは、まとめ

最後に少し”嫌な話”を紹介しましたが、コンテンツ販売ビジネスは大きなメリットがある分、デメリットも確実に存在します。

それでも、〇百万円稼げるかもしれないビジネスはなかなかありませんので、提供できるコンテンツとそれにマッチしたリストを持っている、もしくは獲得できる算段がある方は、大きなチャンスでもありますので、検討してみてはいかがでしょうか。

コンテンツの内容と価格にお得感があれば、とても感謝されるビジネスモデルですので、やりがいもあってオススメですよ!

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